シャトルランの思い出
私本当に運動が嫌いなのね。
今でこそ狂ったようにジムに行ってるけど、ジムって割と成果が出るじゃない、見た目に。
私自分をよく見せたい病だから、セクシーと言われるためだけにジムに行ってるわけよ。全然ジムなんか好きじゃないし、できることならダンベルとかバーベルとか担ぎたくないの。ストレス解消とか高尚な目的のためじゃなくて、褒められたいという不純な欲求故にジムに行ってるわけ。
まあもうすぐ夏だから、そろそろために溜めた脂肪を減らさなきゃなと思って、ウェイトリフティングに加えて有酸素運動をし出したわけよ。トレッドミルで傾斜を歩くだけなんだけど。
私ね、運動の中でも走ることが本当に1番嫌いなの。
どんなに遅刻しそうでも轢かれそうになっても、極力早歩き。
だから、有酸素と言っても絶対に走りはしないのよ。その間暇だから、走馬灯のように昔の思い出が蘇ってくるのよね。
それで急にシャトルランのこと思い出したの。
シャトルラン、今でも思い出せるあのドレミファソラシドの音階。
あれを思いついた人って、たぶん兵士とかじゃない?知らないけど。
とにかく拷問。
しかもあれを学生にやらせようという意地の悪い魂胆。
誰?あれを最初にやらせようとしたやつは。
そしてどうして誰もあれを止めさせようと立ち上がらないの???
どんどん早くなっていく音階、体育館を永遠に往復する子どもたち。
ホラーよ。
私あれいつも23回くらいで止めてたんだけど、すごいできる子たちいるじゃない。
一体何をモチベーションとしてやっていたんだろう。嫌味ではなく、純粋に自分との戦いに勝ちたいという気持ちなのかしら。
でも自分との戦いって、勝っても負けても自分の勝ちなのよね…
まあそんな屁理屈言ってるから運動音痴なんだろうけど。
そんなこんなでしょうもないことに想いを馳せつつ、今日も傾斜を歩いているわ。